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YG防衛軍 ★@\(^o^)/:2016/06/26(日) 16:53:47.66 ID:CAP_USER9.net

今につづくプロ野球、職業野球のリーグ戦は、一九三六年にはじまった。その仕組みをととのえたのは、東京巨人軍をひきいた読売新聞である。

プロ野球そのものも、読売新聞がてがける興行だと、当時はみなされた。読売以外の新聞は、だから試合の結果などをほとんどつたえていない。

戦後にプロ野球人気が高まってからは、やや様子がかわりだす。読売以外の新聞も、紙面をさくようになっていく。

とはいえ、他紙の報道も、人気の高いジャイアンツを中心にすえつづけた。テレビの時代になっても、読売グループの日本テレビが、このチームをもりたてている。他の地上波各局も、それに追随した。おかげで、ジャイアンツの人気は、ますます高まっている。

関西圏では、一九六九年に開局したサンテレビが、事態をかえだした。同局がはじめた阪神戦の中継は、地元で阪神ファンをふやす、その起爆剤になっている。今では、関西でくらす野球好きの大半が、阪神を応援するまでになったと、前回のべた。

しかし、こうした現象は、関西圏以外でもおこっている。中部地方や中国地方でも、中日ドラゴンズや広島カープが、ファンをふやしていった。

二十世紀の後半には、地方局が地元のチームを、いっせいにあとおしする。放映権料の高い読売ではなく、コストがかからない地元球団の放映に、ふみきった。これにあおられ、地元にチームのある野球好きは、そちらへ心をよせるようになる。読売への気持ちは、払拭して。

野球に関するかぎり、各地の地方局が、地元の自立をうながしたのだとみなしうる。関西圏の阪神ファンも、この全国共通といってよい趨勢(すうせい)によって、おおきくふくらんだ。そこに、関西や大阪の固有性は、量的な面をべつにすれば、見られない。

この傾向は、全国的に読売のひいき筋をへらしている。かつては、読売対どこそこの中継を見たい読売ファンが、圧倒的な多数をしめていた。読売戦が全国ネットで高い視聴率を獲得したのは、そのためである。読売への一極集中こそが、野球放送を地上波の優良ソフトたらしめていた。

しかし、今は野球好きの思いが、各地の地方球団へ分散されている。もう、どの球団も、全国ネットで視聴者をひろくひきつけることは、できなくなった。東京のキー局が、野球中継を見はなしたゆえんである。(国際日本文化研究センター教授)


http://www.sankei.com/west/news/160626/wst1606260003-n2.html
【テレビ局「野球中継は今後しない。必要ない」「視聴率が低い」「放映権料でも完全にサッカーに追い越された」「阪神ファンが怖い」】の続きを読む